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子どもの成長の願いはぼんやりで。



【このブログは、つなサポ相談員として2022年7月13日に書いたものを再掲しています】


ちょっと前に、願い事は具体的にイメージしている方がいいというブログを書きました。

なのに、今日は”ぼんやりで”って💦

すでにお気づきかと思いますが、「誰のことか」の違いです。

今回は、「子どものこと」なんですよね。

「自分」ではないのです。

この話をずっと前に、学んでいる心理学の勉強会でスーパーバイザーの方がこのことをおっしゃっていて目からウロコでした。


この視点の根底にあるものは

”他人は変えられない。変えられるのは自分だけ”

ということ。


多くの親御さんは、子どもに自立してしっかり自分の足で人生を歩んでいってもらいたいと願っていると思います。

そのために生まれてから独り立ちするまで一生懸命です。


なのになんで子どもの成長を明確に具体的にイメージするよりもぼんやりとイメージしている方がいいのか…


仮に、具体的にイメージできていたとします。

はたして、子どもはそのイメージして願っている通りに成長するでしょうか… しないですよね~。

たいていは、それがわかっていて自分の願っている成長ぶりとは違う現実となってもだいたい流せてしまうものなのですが、あまりにも強い願望があった時、ちょっと注意が必要です。

そういう場面に直面した時に起こる可能性が高いこと…それは、親自身の「こういう子どもに育ってほしい」というイメージとはかけ離れた現実を前に「これはよくない!何とかしなくちゃ」が発動しやすく、一生懸命対処します。時には子どものしていることを正そうとします。子どもを本当に大切に思っているゆえのことなんだけれども、残念ながらこれを繰り返していくと親の子どもへの思いよりも違うことが伝わることがあるのです。自分は受け入れてもらえていないという風に。

だからと言って、こんな風に育ってほしいを願うのをやめるなんてできるわけもない。

その通りです。

願うこと自体は悪いことではありません。

ただ、明確に描いてしまっていると「なんとかしなくちゃ」スイッチが入ってしまうことがあり、その結果空回りになってしまい親の方が悩むことになったり、子どもとの関係に影響がでてくることもあるということ、自分の分身のように思える子どもだけれども、自分の気持ちをもっている1人の人間であるということを頭の片隅に置いておいてもらえるといいのかなと思います。

私は、子どもの成長の過程ですったもんだした時期もありましたが、ある出来事をきっかけに健康に生きていてくれればそれだけで十分だと思うようになったら、それまでは細かく口やかましく言って直させようとしてきたことをほとんど言わなくなりました。どうしても気になることがある時は自分は気になっていると伝えるだけ。それをするかしないかは子どもに任せるようにしています。そうしたら子どもの笑顔が増えたように思います。

子どもとも程よい心の距離感が必要かもしれませんね。




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